夏に増える「脱水症」をご家族がいち早く見つける3つのサイン
訪問看護ステーションソラーレ 山本です。
本格的な夏がやってきましたね。この季節に特に気をつけていただきたいのが「脱水症(からだの水分が足りなくなること)」です。
「うちはエアコンをつけているから大丈夫」「こまめに水分を飲ませているから安心」と思っていても、実は本人が気づかないうちに脱水症が進んでしまうことがあります。特にご高齢の方は、のどの渇きを感じにくくなったり、からだに水分を蓄える力が弱くなったりしているため、周りのサポートがとても重要です。
今回は、ご家族が「あれ?おかしいな」といち早く気づくための3つのサインを、理由とともに分かりやすくお伝えします。
サイン1:いつもより「ぼんやり」している、または「怒りっぽい」
脳は、からだの中で最も水分を必要とする場所の一つです。からだの水分が減ってくると、脳の働きが鈍くなります。
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具体的な症状:
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話しかけても生返事ばかりで、いつもより元気がなくぼんやりしている。
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つじつまの合わないことを言う。
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普段は穏やかなのに、なぜかイライラして怒りっぽくなっている。
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「年のせいかな?」「暑さでバテているのかな?」と見過ごしてしまいがちですが、実は水分不足によって脳がSOSを出しているサインかもしれません。いつもと雰囲気が違うと感じたら、まずは疑ってみてください。
サイン2:手の甲の皮膚を引っ張ると、元に戻るのが遅い
からだの水分が不足すると、人間は命を守るために、脳や心臓などの「大切な臓器」に優先して水分を送ろうとします。その結果、命に直接関わらない「皮膚」の水分が真っ先に後回しにされてしまいます。
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確かめ方:
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ご本人の「手の甲」の皮膚を、親指と人差し指で軽くつまんで上に引っ張ってみてください。
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手を離したあと、皮膚が「ピンッ」とすぐに元に戻れば正常です。
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戻るまでに3秒以上かかる場合は、皮膚の水分がカラカラになっている(脱水症が進んでいる)証拠です。
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これは道具を使わずに、いつでも10秒でできる確実なチェック方法ですので、毎日のコミュニケーションのついでにぜひ試してみてください。
サイン3:トイレの回数が減り、おしっこの色が「濃い黄色」になる
からだは水分が足りなくなると、これ以上水分を外に逃がさないようにするために、おしっこの量を減らすコントロールを自動的に行います。
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チェックポイント:
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いつもよりトイレに行く回数が明らかに少ない(半日以上行っていないなど)。
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おしっこの色が、いつもより濃い黄色や、茶色っぽくなっている。
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おしっこの色は、からだの水分量を映す鏡です。もしご自身でトイレに行かれる方の場合は、「今日はおしっこの色、薄かった?」と優しく声をかけて確認してみるのもおすすめです。
まとめ:もしサインを見つけたら?
これらのサインを1つでも見つけたら、まずはすぐに水分(できれば水やお茶だけでなく、塩分も含まれているスポーツドリンクや経口補水液)を少しずつ飲ませてあげてください。一気に飲むとからだに吸収されにくいため、「ペットボトルのキャップ1杯分を数分おきに」といったように、ゆっくり進めるのがコツです。
もし、「意識がはっきりしない」「水分を受け付けない」「ぐったりしている」という場合は、ためらわずに医療機関を受診するか、訪問看護師、またはケアマネジャーにご相談ください。
地域の皆様が、この夏を安全に、笑顔で乗り切れるよう、訪問看護ステーションソラーレはいつでもお力になります。小さな変化や不安なことがあれば、いつでも気軽にお声がけくださいね。
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