「退院したら寝たきりになる?」を防ぐ!理学療法士の視点を活かした生活動作に直結するケアプラン作成
ケアプラン結 山本です。
「病院のリハビリでは元気に歩いていたのに、家に帰ってきた途端、ずっとベッドに横たわったまま……」 「このまま動かなくなって、寝たきりになってしまったらどうしよう」
ご家族が大きな病気や骨折などで入院したあと、退院が近づくにつれて、このような不安を感じるご家族はとてもたくさんいらっしゃいます。
僕はケアマネジャーとして働く傍ら、理学療法士の資格も保有しています。なので今日はリハビリとしての視点を織り交ぜて書いていきますね。
病院と自宅は完全に別世界です
皆さん想像してみてください。病院の中の環境ってどうでしょうか?
床は平らで段差がひとつもなく、廊下の両側にはずっと手すりがついていますよね。車いすでもスイスイ通れる広いスペースがあり、お部屋も常に明るく安全に作られています。
でも、普段暮らしている「家」はどうでしょう。
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部屋と廊下のあいだに、数センチの敷居(段差)がある
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つかまる場所がない長い廊下やトイレ
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やわらかいお布団からの立ち上がりや、滑りやすいお風呂場
このように、自宅には「体を動かすのを難しくさせるポイント」がたくさん存在します。
病院のように安全につかまる場所がないと、ご本人は「転んだら痛いし怖いな……」と不安になり、動くのが嫌になってしまいます。その結果、一日中ベッドの上で過ごすようになり、あっという間に足腰の筋肉が衰えてしまうという悪循環に陥ります。
ケアプランは、お家で動くための「生活の設計図」
私たちケアマネジャーが作る「ケアプラン」は、単に「デイサービスに週2回行く」といった予定表ではありません。
毎日の暮らしの中で、「どうすれば自分の力で動けるようになるか」を描く設計図みたいなものです。
たとえば、次のような生活の動き(動線)を一つひとつ細かく考えます。
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ベッドからパッと起き上がるには、どこに手をつくのが一番ラクか?
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トイレまで安全に歩いて行くために、転びやすい場所はどこか?
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ご飯を食べるテーブルまで、家族の手を借りずに移動できるか?
ただ座って運動をするだけでなく、「お家の生活動作そのものをリハビリにしていく」ことが、寝たきりを防ぐ一番の近道です。
どこに手すりをつければ力が入る?福祉用具と住宅改修のコツ
お家を安全にするために「手すりをつける」「歩行器を借りる」という方法があります。 ここでとても大切なのが、「その方の体の動きやクセに合っているか」という視点です。
実は、手すりは「なんとなくこの辺かな」と適当につけても、あまり役に立ちません。
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手すりの高さと位置:背の高さだけでなく、腕の力や痛む関節の場所によって、一番体重をかけやすい高さは数センチ単位で変わります。
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歩行器や杖の選び方:タイヤの転がりやすさやブレーキの硬さ、持ち手の形など、ご本人の「歩くリズム」や「握る力」にぴったり合っていないと、かえってつまずく原因になってしまいます。
体の仕組みや関節の動きをしっかりと理解したうえで道具や手すりを選ぶことで、驚くほどラクに、安心して立ち上がったり歩いたりできるようになります。
「訪問リハビリ」と「通い(デイケア)」の賢い使い分け
退院後のリハビリには、大きく分けて2つの方法があります。
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訪問リハビリ(専門家が自宅に来てくれる) リハビリスタッフがお家に来て、「自宅のベッドから起き上がる練習」や「自宅のお風呂に入る練習」など、今まさに困っている生活の動きをその場で練習します。
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通所リハビリ・デイケア(施設に通う) リハビリ用のマシンなどを使って、しっかり全身の筋肉をつけたり、ほかの利用者さんとおしゃべりをして気分転換をしたりします。
退院した直後は、まず「訪問リハビリ」でお家の中を安全に動けるように整え、少し体力がついてきたら「デイケア」に通って外の空気を吸いながら筋力をつける。
このように、体の回復具合に合わせて上手に組み合わせることで、無理なく自然に元気を取り戻していくことができます。
「また自分の足で歩きたい」を全力で応援します
「退院したあと、家でちゃんと暮らせるかな……」 そんな不安を抱えたまま退院の日を迎えなくても大丈夫です。
私たちは、ご本人の今のお身体の力や関節の状態を丁寧に見極め、ご自宅の環境にぴったりのケアプランをお届けします。
病院の先生やリハビリ(理学療法士他)、医療相談員(MSW)さんとも密に連絡を取り合い、病院での頑張りをそのままご自宅での自信につなげていきます。
「また自分の足でトイレに行きたい」 「もう一度、お庭に出て草花を眺めたい」
そんな思いを一緒に形にしていきましょう!
退院前の準備段階からでも大歓迎です。いつでもお気軽に、メディカルケアプラン結までご相談くださいね。
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